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いつものお仕事:古い写真を復元すること

2009 01 12
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01_lowrez.jpg
元の写真。比較的状態の良い写真で、サイズは名刺くらい。バライタ紙で、おそらくコンタクトプリント(という暗室プリント技法)されており、精度は非常に良い写真でした。時代は昭和初期、でしょうか。

ずいぶん昔に亡くなった御親族の方だそうで、お客様からサンプル展示使用のお許しをいただきました。比較的状態は良いのですが、周辺から虫食い、破れが人物像に近づいてきておりましたので、今のうちに修復されたほうがいいと御助言いたしましたところ、依頼を頂戴しました。ありがとうございます。

さて、この写真がどのように蘇るでしょうか。

↓続きます
背景は特に重要ではない、ということを御確認できましたので、まずは背景を一度取り除き、新たな背景の上に展開します。また、特に「昔感」を残す御要望が無ければ、ちょっと黄ばんだような写真の色を元の純黒調のモノクロに直していきます。

さらに元写真から直接使用する部分のキズや汚れなどを丁寧に洗っていきます。この写真からはわからないと思いますが、衣装の部分も顔の部分もけっこうなキズがあるんですね。しかも今回は、名刺サイズの原版から、ご遺影として比較的大きなサイズで額装して飾られるそうですので見逃せません。

古い写真であれば、焼付け時にすでにあったキズやゴミが、墨や鉛筆で修正してあるケースもたくさんあります。僕が写真を始めた頃でもそれが当たり前でしたが、今の技術では加工段階で全て見えなくしてしまいます。

02_lowrez.jpg
このようなモノクロ修復ができました。
肖像写真程度にトリミングもしております。今回は幸いに顔や体に極端なキズがあまり無かったので、差し替えた背景と、ごく一部の着物の柄以外はほぼ完全に元通り、でしょう。

体はまだしも、顔は修正しすぎると元の表情まで変えてしまう事があるので極端な修正ができない場合もあります。写真によっては右目から新しく左目を作り出したり、帽子を外して頭を作ったり。今回のような良質な原版はそういう極端な加工を少なめに処理できます。写真の保存って大事ですねぇ。

さて、ちょっと手を加えてカラー化してみましょう。部分に合わせたカラーを入れて行きます。今回は服装が単色の和装っぽいので、そう複雑ではありませんが…

03_lowrez.jpg
こんな感じでしょうか。

写真の材料も以前と比べると非常に良質になっていますし、特に額縁や台紙にされる場合は紫外線やガス、カビ、水分などによる写真の劣化を防止するラミネート加工を必ず施しておりますので、より長持ちする写真にすることができます。大切な方の大切な思い出をお持ちの方は、現代の技術でお早めに修復される事をお勧めします。

御近所はもとより、おすすめを頂いて御遠方からのご依頼も多数頂戴しておりまして、特にお盆前などは少々お待たせすることもあります。御法事などの作成期限がある場合はお早めに御相談下さい。

二度と取り戻せない大切な写真ですので、御遠方からの原版写真の送付方法につきましては御助言をさしあげております。とりあえずお送りになる前に必ず御一報いただきますようよろしくお願い致します。

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